緊急事態宣言が日本全国に出される以前の1月末に第30回、2月末に第31回、3月末に第32回清墨社研修会が執り行われました。
例年よりも少ない人数でソーシャルディスタンスを取るなど、感染予防対策を行いながらの開催としていたものの、緊急事態宣言発令後、活動は一気にストップし、新たな形での開催などを検討し始めました。
そんな中、10月に開催となった第33回清墨社研修会〜12月開催の第35回清墨社研修会。今回はこれまでとは少し形態が変わった第33回〜第35回清墨社研修会についてを中心に報告させて頂きます。
3月までは基本としては今までと同じような形態で、先生に解説、指導して頂きながら先の書道家の方々の作品を臨書したり、各々の作品の創作をするなどしていました。10月に行われた第33回以降は開催時間を午前中だけに短縮、それまで以上の感染症対策(マスク着用、検温、消毒、換気、座席等の間隔確保)を行い、クラスターが起きないように対策した上でビデオ鑑賞研修会という形での開催となりました。
第33回:第一巻『北の博物館の至宝』第二巻『山東の摩崖と史跡』
第34回:第三巻『刻経摩崖(こっきょうまがい)に登る』第四巻『河南を巡る』
第35回:第五巻『石窟造像記そして王鐸(おうたく)』第六巻『古都西安と河北を行く』
の3回に分けて昨年は『書の道〜映像でつづる中国書道の旅〜』の鑑賞研修会を行いました。
参加者からは、資料を読むだけでなく、目で映像を観ながら、耳で解説を聴くことで、より書の歴史に対する理解が深められたという声を頂いています。
社会全体的に『ニューノーマル』が謳われている今だからこそ、今後も状況に対応していきながら35回までの続きとなる映像鑑賞研修会を始めとし、会員のモチベーションに繋がるような研修会を感染症対策をしっかりと行なった上で開催していきたい所存でございますので、本年も何卒宜しくお願い申し上げます。
写真等無い報告となりましたが、皆様もしっかり感染症対策の方して頂き、お身体に気をつけてお過ごしください。